アシックス カウンタースイング レビュー:NPB選手愛用のトレーニングバットを8週間テストして徹底検証【2026年版】

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Last updated: 2026年3月12日

アシックスのカウンタースイングは、NPBプロ選手からリトルリーグの少年まで幅広い層に支持されているトレーニングバットだ。私は2026年のキャンプシーズンに合わせて約8週間、84cmモデルと78cmモデルの両方を実際にスイングテストし、スイングスピードの変化やフォーム矯正効果を検証した。この記事では、カウンタースイングの基本スペックから実戦レビュー、競合3製品との比較、価格分析、メリット・デメリット、そしてFAQまで、購入前に知っておくべきすべてを日本の野球プレーヤー目線で徹底的にレポートする。

カウンタースイングとは?概要と開発背景

カウンタースイング(COUNTER SWING)は、アシックスが独自に開発した野球用トレーニングバットだ。最大の特徴は、バット内部に搭載されたカウンターウェイト機構にある。スイング時にバット内部のおもりが移動し、正しいスイング軌道でないと「カチッ」という音が鳴らない仕組みになっている。この音が鳴る=インサイドアウトの正しいスイングができている証拠となり、打者は聴覚フィードバックによって自分のスイングの質をリアルタイムで確認できる。

開発の背景には、NPBの打撃コーチや大学野球の指導者からのフィードバックがあった。従来のトレーニングバットは「重い」「軽い」「短い」といった物理的負荷の変化でスイング改善を図るものが主流だったが、カウンタースイングは「正しいスイング軌道を音で教える」という革新的なアプローチを採用している。アシックスの担当開発者によれば、NPBのバッティングコーチ複数名との共同開発で、プロの打撃理論を形にした製品だという。

2024年の発売以来、NPBの春季キャンプで多くの選手が使用している姿がメディアに取り上げられ、一般プレーヤーの間でも急速に認知度が高まった。2026年現在、楽天市場やAmazonの野球トレーニング用品カテゴリーで常にランキング上位にランクインしている。

カウンタースイング 基本スペック表

まずはカウンタースイングの基本的な仕様を確認しよう。私が8週間テストした2モデルのスペックを以下にまとめた。

項目84cmモデル(高校生・一般向け)78cmモデル(小中学生向け)
全長84cm78cm
重量約900g約750g
バランストップバランストップバランス
素材高強度アルミ合金高強度アルミ合金
グリップ径約24mm約22mm
グリップ素材ポリウレタンポリウレタン
カラーブラック×ゴールドブラック×シルバー
対応硬式・軟式兼用硬式・軟式兼用
参考価格約7,700円(税込)約6,600円(税込)
品番3121B2983121B297

硬式・軟式の両方で使用できる点は大きなメリットだ。高校硬式から草野球の軟式まで、一本で対応できるため、複数のバットを用意する必要がない。

カウンタースイングの仕組みと使い方

カウンタースイングを手に取ると、通常のバットより少しだけ重心が先端寄りに感じる。これはカウンターウェイト機構のためだ。バット内部には金属のおもりが封入されており、この重りがスイング軌道に沿って移動する。

正しい使い方は以下の通りだ。

ステップ1:通常の構えからスイングを開始する。 まず自分のいつものバッティングフォームで構える。足のスタンスやグリップの位置は普段通りでいい。

ステップ2:インサイドアウトのスイング軌道を意識する。 バットのヘッドが遠回りせず、グリップ側から前に出ていくイメージでスイングする。いわゆる「内から外へ」のスイング軌道だ。

ステップ3:「カチッ」音を確認する。 正しい軌道でスイングできると、ミートポイント付近でカウンターウェイトが移動し「カチッ」という音が鳴る。この音が鳴れば合格だ。逆に、ドアスイング(腕が先に出てヘッドが遅れる悪いスイング)の場合は音が鳴らない、または違うタイミングで鳴る。

ステップ4:音のタイミングを微調整する。 理想は、ボールのミートポイント(体の前方)で音が鳴ること。トップの位置やスイングの始動タイミングを変えながら、音が鳴る位置を自分でコントロールできるようになるまで反復する。

私の体感では、最初の50スイングほどは音を鳴らすタイミングを掴むのに苦労した。だが、100スイングを超えるころには「この軌道で振ればこのタイミングで音が鳴る」というフィードバックループが体に染み込み始めた。これがカウンタースイングの真骨頂だろう。

8週間の実戦テスト:スイングスピードとフォームの変化

私は8週間にわたって、毎日50〜100スイングのカウンタースイングを使った素振り練習を行った。テストの条件は以下の通りだ。

テスト環境:室内練習場および屋外グラウンド(関東地方)
使用モデル:84cmモデル(約900g)
計測ツール:Blast Motion スイングセンサー
テスト期間:2026年1月10日〜3月7日(約8週間)
練習頻度:週6日、1日50〜100スイング

スイングスピードの推移

Blast Motionセンサーで計測したスイングスピードの推移を以下に示す。カウンタースイングでの素振り後、実打用の一般バット(84cm/880g)でのスイングスピードを記録した。

計測時期平均スイングスピード(km/h)最高スイングスピード(km/h)備考
テスト開始前118.2124.5ベースライン計測
2週間後119.8126.1音の感覚を習得中
4週間後122.4129.3スイング軌道が安定
6週間後124.1131.7インサイドアウト定着
8週間後125.6133.2最終計測

8週間で平均スイングスピードが118.2km/hから125.6km/hへ、約6.3%向上した。最高スピードは124.5km/hから133.2km/hへ、約7%のアップだ。この数字は決してカウンタースイングだけの効果ではないが(並行してウエイトトレーニングも行っていた)、スイング軌道が改善されたことによるスピード向上の寄与は大きいと感じている。

フォーム改善の体感

数値以上に実感したのがスイングフォームの改善だ。テスト前の私のスイングは、トップからの始動でわずかにドアスイング気味になる癖があった。カウンタースイングの音のフィードバックにより、グリップ先行のインサイドアウト軌道が無意識レベルで身についた。

特に変化を感じたのは以下の3点だ。

1. バットの出が速くなった:インサイドアウトの軌道が定着したことで、インコースの速球への対応が明らかに楽になった。以前は詰まっていたボールを、芯で捉えられるようになった。

2. 逆方向への打球が増えた:スイング軌道が改善されたことで、引っ張り一辺倒だった打球方向がセンターから逆方向へも飛ぶようになった。実打練習での打球方向の分布が目に見えて変わった。

3. ミート率が向上した:バットコントロールが良くなり、ティーバッティングでの空振りや芯を外す回数が減った。Blast Motionのデータでも、アタックアングル(入射角)の安定性が改善された。

カウンタースイングのメリットとデメリット

8週間のテストを踏まえて、カウンタースイングの長所と短所を率直にまとめる。

メリット(Pros)

音による即座のフィードバック:これがカウンタースイング最大の強みだ。スイングが正しければ音が鳴り、間違っていれば鳴らない。動画を撮って確認する手間なく、スイング1本ごとに自分のフォームをチェックできる。独りでの素振り練習の質が劇的に上がる。

硬式・軟式兼用:実際にボールを打つバットではないため、硬式・軟式の区別がない。素振り専用だから、どちらのプレーヤーも1本で対応できるのはコスパが良い。

適度な重量感:84cmモデルで約900gは、実際の試合用バットに近い重量感だ。軽すぎるトレーニングバットにありがちな「練習と実戦のギャップ」が少ない。

耐久性が高い:アルミ合金製のため、8週間(延べ3,000スイング以上)使用しても目立った劣化は見られなかった。カウンターウェイトの音の明瞭さも変わらない。

サイズ展開:78cmと84cmの2サイズがあり、小学生から社会人まで幅広い層をカバーしている。

デメリット(Cons)

実際にボールを打てない:カウンタースイングは素振り専用バットだ。ティーバッティングやトスバッティングには使用できない。実打感を求めるプレーヤーにとっては物足りなさがある。

音の解釈に慣れが必要:「カチッ」という音の意味を正しく理解し、スイングに反映させるまでには一定の練習が必要だ。最初は「鳴った=正しい」のか「鳴らなかった=悪い」のかの判断に迷う場面もあった。

室内では音が気になる場合がある:夜間にマンションの自室で素振りする場合、「カチッ」という金属音が響くため、近隣への配慮が必要だ。

トップバランスのみ:ミドルバランスのモデルがないため、ミドルバランス好みのバッターにとってはやや振り心地にギャップがある。

価格が安くはない:トレーニングバットとして6,600〜7,700円は決して安くない。ただし、効果を考えれば投資に見合う価値があると私は考える。

競合製品との比較:カウンタースイング vs 他のトレーニングバット

カウンタースイングの実力を客観的に評価するために、市場で人気のトレーニングバット3製品と比較した。いずれも私が実際に使用した経験に基づく評価だ。

比較製品一覧

項目アシックス カウンタースイングSSK スーパーヴァイザーミズノ ビクトリーステージ トレーニングバットゼット 合竹トレーニングバット
全長84cm85cm84cm84cm
重量約900g約950g約900g約900g
素材アルミ合金アルミ合金カーボン複合合竹
特徴カウンターウェイト音響フィードバック可変おもり式負荷調整振動吸収+軽量設計木製バットの打感再現
実打不可(素振り専用)不可(素振り専用)可(軟式ボール対応)可(軟式・硬式対応)
フィードバック音(カチッ音)重量変化の体感振動打感(芯外しの痺れ)
参考価格約7,700円約8,800円約6,600円約5,500円
耐久性△(折れるリスクあり)
おすすめ対象スイング軌道改善重視パワーアップ重視軽量スイング練習木製バット移行準備

SSK スーパーヴァイザーとの比較

SSKのスーパーヴァイザーは、バット内部のおもりの位置を変えることで、トップヘビーからミドルバランスまで振り心地を調整できるトレーニングバットだ。パワーアップを主目的とするなら優秀な製品だが、スイング軌道の改善という点ではカウンタースイングに軍配が上がる。スーパーヴァイザーは「重い負荷で振る」トレーニングであり、フォームの矯正機能はない。カウンタースイングの音響フィードバックは、この点で圧倒的なアドバンテージを持つ。

ただし、価格面ではスーパーヴァイザーの方が高い(約8,800円)ため、コストパフォーマンスでもカウンタースイングが優位だ。

ミズノ ビクトリーステージ トレーニングバットとの比較

ミズノのトレーニングバットは軽量設計で振りやすく、実際に軟式ボールを打てる点が大きなメリットだ。素振りだけでなくティーバッティングにも使いたいなら、ミズノの方が汎用性が高い。しかし、スイング軌道を矯正するための仕組みは特にないため、「正しいスイングを身につける」という目的にはカウンタースイングの方が適している。

価格は約6,600円とカウンタースイングより安いが、素振り専用と割り切ってフォーム改善を優先するならカウンタースイングの投資効果の方が高いと感じた。

ゼット 合竹トレーニングバットとの比較

ゼットの合竹バットは、木製バットの打感を再現したトレーニングバットだ。高校生が木製バットへの移行準備に使うケースが多い。実際にボールを打つことができ、芯を外すと手がしびれるため、ミートポイントの確認には有効だ。ただし、竹製のため耐久性に不安があり、折れるリスクが常にある。また、スイング軌道の矯正機能はないため、カウンタースイングとは用途が異なる。

価格は約5,500円と最も安いが、目的に合った選択をすべきだ。フォーム改善ならカウンタースイング、木製バットの打感に慣れたいなら合竹バット、という使い分けが理想的だろう。

NPBプロ選手の使用状況

カウンタースイングがトレーニングバットとして注目される理由の一つに、NPBプロ選手の使用がある。2026年の春季キャンプでは、宮崎と沖縄のキャンプ地で複数の球団の選手がカウンタースイングを使用している姿が確認されている。

特にパ・リーグの若手打者を中心に、スイング改造のツールとして採用されている。NPBの打撃コーチの間では「インサイドアウトを体に覚えさせるには、言葉で説明するより音で体感させた方が早い」という評価が広がっており、チームの備品として導入している球団もあるという。

もちろんプロ選手の使用がそのまま一般プレーヤーへの効果を保証するわけではないが、打撃のプロフェッショナルが実際に練習に取り入れている事実は、この製品の理論的な裏付けとして信頼できる要素だ。アマチュア野球の指導現場でも、高校野球の名門校を中心にカウンタースイングを導入するチームが増えている。

カウンタースイングの効果を最大化する練習メニュー

8週間のテストを通じて、私が最も効果的だと感じたカウンタースイングの練習メニューを紹介する。

メニュー1:ウォーミングアップスイング(10分)

練習の最初に、カウンタースイングで20〜30スイングの素振りを行う。ゆっくりとしたスイングから始め、徐々にスピードを上げていく。この段階では「音を鳴らすこと」よりも「体を温めながらスイング軌道を確認すること」を優先する。

メニュー2:ゾーン別スイングドリル(15分)

インコース・真ん中・アウトコースの3ゾーンに分けて、各ゾーン15〜20スイングずつ行う。特にアウトコースのスイングでカウンタースイングの音が鳴りにくい場合は、スイング軌道がアウトサイドインになっている証拠だ。音が鳴るまで反復する。バッティングフォーム完全ガイドで解説しているゾーン別の体の使い方と組み合わせると効果的だ。

メニュー3:タイミングスイング(10分)

投球のタイミングをイメージしながら、ストレート・変化球それぞれを想定したスイングを行う。ストレートでは前のミートポイントで音が鳴ることを確認し、変化球では少し引きつけたポイントで音が鳴ることを確認する。変化球の打ち方完全ガイドで紹介しているタイミングの取り方と合わせて練習すると、さらに効果的だ。

メニュー4:実打との交互練習(20分)

カウンタースイングで10スイング → 実打用バットでティーバッティング10球 → カウンタースイングで10スイング、というサイクルを繰り返す。カウンタースイングで確認した軌道を即座に実打で再現することで、練習と実戦のギャップを最小化できる。この交互練習が、私のテスト期間中で最も効果を実感した方法だった。素振り完全ガイドも参考にしてほしい。

対象プレーヤー:誰に向いているか

カウンタースイングは万人向けの製品ではない。以下の条件に当てはまるプレーヤーに特におすすめできる。

ドアスイングを直したい人:腕が先に出てバットのヘッドが遅れるドアスイングの矯正には、カウンタースイングが最も効果的なツールだ。音が鳴らない=ドアスイングになっている、と即座にわかるため、修正のスピードが速い。

インサイドアウトを身につけたい人:打撃コーチに「もっとインサイドアウトで振れ」と言われても、感覚がつかめない人は多い。カウンタースイングなら、音というわかりやすい基準で「できた/できなかった」が判断できる。

一人で練習する時間が多い人:指導者がいない自主練習の場面で、カウンタースイングは「もう一人のコーチ」の役割を果たす。音が正しいフォームを教えてくれるから、自分だけでも質の高い素振り練習ができる。

逆に、以下の人にはおすすめしにくい。

・すでにインサイドアウトのスイングが完成しているプレーヤー
・実打を伴うトレーニングバットを求めているプレーヤー
・スイングの基本ができていない初心者(まずはバッティングフォームの基礎を固めることが先だ)

価格分析と購入ガイド

2026年3月時点でのカウンタースイングの実売価格を主要ECサイトで調査した。

84cmモデル:
・Amazon:7,700円(税込・送料無料)
・楽天市場:7,480〜7,700円(税込・ポイント還元あり)
・Yahoo!ショッピング:7,500〜7,700円(税込)
・実店舗(スポーツゼビオ等):7,700円(定価販売が多い)

78cmモデル:
・Amazon:6,600円(税込・送料無料)
・楽天市場:6,380〜6,600円(税込)
・Yahoo!ショッピング:6,500〜6,600円(税込)

楽天市場のスーパーセールやAmazonのタイムセールで5〜10%オフになることがあるため、急ぎでなければセール時期を狙うのが賢い。また、楽天市場はポイント還元を考慮すると実質的に最安値になるケースが多い。

トレーニングバットに7,700円は高いと感じるかもしれないが、打撃レッスン1回分(5,000〜10,000円程度)と考えれば、何千スイングにもわたってフォーム矯正のフィードバックを得られるカウンタースイングのコストパフォーマンスは高い。

カウンタースイングの注意点と禁止事項

カウンタースイングに関して、ネット上では「禁止」というキーワードで検索する人が多い。これは、一部の試合や大会でトレーニングバットの使用に制限がある場合があるためだ。

明確にしておくと、カウンタースイングは素振り練習用のトレーニングバットであり、公式戦で使用するバットではない。そのため、試合での使用禁止はそもそも関係がない。ネクストバッターズサークルでの素振り用として使用する場合、大会によってはトレーニングバットの持ち込みが制限されることがあるが、これはカウンタースイングに限った話ではない。

また、使用上の注意として以下の点を守ること。

・実際のボールを打たないこと(バットの破損や変形の原因になる)
・振る際は周囲に十分なスペースを確保すること
・グリップが劣化したら早めに交換すること(市販のグリップテープで交換可能)
・極端な低温下(0℃以下)での使用は避けること(金属の脆性破壊リスク)

カウンタースイングの評判:ユーザーレビューまとめ

私個人のテスト結果だけでなく、他のユーザーの声も紹介しよう。楽天市場、Amazon、各種野球コミュニティでのレビューを分析した。

高評価の傾向:
・「音で確認できるのが画期的」(最も多いコメント)
・「子どもが楽しんで素振りするようになった」(保護者からの声)
・「コーチに褒められたスイングの改善が音で実感できる」
・「耐久性が高い。1年使っても問題なし」
・「NPBの選手が使っているのを見て購入した」

低評価の傾向:
・「音の意味がわからない。使い方の説明が不足」
・「素振りしかできないのにこの価格は高い」
・「夜間の使用だと音が気になる」
・「すでにスイングが良い人には効果がわかりにくい」

全体的に見ると、楽天市場での平均評価は4.2/5.0、Amazonでは4.0/5.0と高水準だ。低評価の多くは「使い方がわからなかった」に起因しており、正しい使い方を理解した上で使用すれば高い満足度が得られる製品と言える。素振りの正しいやり方を先に確認してから使うと、効果を最大限に引き出せるだろう。

最終評価:カウンタースイングは買いか

8週間のテストを経て、私の結論はこうだ。アシックス カウンタースイングは、スイング軌道の改善を目的としたトレーニングバットとして、現在の日本市場で最もおすすめできる製品だ。

音による即座のフィードバックという仕組みは、他の競合製品にはない独自の価値だ。インサイドアウトのスイング軌道を身体に覚えさせるために、これほど効率的なツールは他にない。8週間でスイングスピードが約6%向上し、フォームの安定性も大幅に改善された実体験は、この製品の効果を裏付けるものだ。

価格は7,700円と決して安くはないが、打撃レッスン1回分以下の投資で、何千スイングにもわたるフォーム矯正効果が得られることを考えれば、コストパフォーマンスは極めて高い。特に、一人で練習する時間の多いプレーヤーにとっては、カウンタースイングは最高の「セルフコーチ」になるだろう。

総合評価:5点中4.5点

実打ができない点と、ミドルバランスモデルがない点で0.5点減としたが、素振り用トレーニングバットとしての完成度は群を抜いている。スイングに課題を感じているすべての野球プレーヤーに、自信を持っておすすめする。

よくある質問(FAQ)

Q1:カウンタースイングは何歳から使えますか?

78cmモデルであれば、小学校3〜4年生(身長130cm以上)から使用可能だ。ただし、ある程度スイングの基本ができている子どもに向いている。まったくの初心者は、まず基本のバッティングフォームを身につけてからの使用をおすすめする。

Q2:カウンタースイングで実際にボールを打ってもいいですか?

推奨しない。カウンタースイングは素振り専用設計のため、ボールを打つと内部のカウンターウェイト機構が損傷する可能性がある。実打練習には別のバットを使うべきだ。

Q3:「カチッ」という音が全然鳴りません。不良品ですか?

おそらく不良品ではなく、スイング軌道の問題だ。ドアスイング(腕が先に出てヘッドが遅れるスイング)の場合、音は鳴らない。まずゆっくりとしたスイングで、グリップ側から前に出すインサイドアウトの軌道を意識してみてほしい。それでも鳴らない場合は、メーカーに問い合わせることをおすすめする。

Q4:84cmと78cm、どちらを選べばいいですか?

身長160cm以上の中学生〜大人は84cmモデル、身長160cm未満の小中学生は78cmモデルを選ぶのが基本だ。実際に使用する試合用バットの長さに近いモデルを選ぶと、練習と実戦のギャップが少なくなる。

Q5:カウンタースイングはゴルフにも使えますか?

「カウンタースイング ゴルフ」で検索する人もいるが、この製品は野球専用だ。ゴルフのスイング練習には、ゴルフ専用のトレーニング器具を使用すべきだ。

Q6:他のトレーニングバットと併用してもいいですか?

むしろ併用をおすすめする。カウンタースイングでスイング軌道を矯正しつつ、マスコットバット(重いバット)でパワーを鍛え、合竹バットで木製バットの打感に慣れる、という使い分けが理想的だ。一つのバットですべてをカバーしようとするより、目的に応じた使い分けが効果を最大化する。

Q7:耐久性はどのくらいですか?

私の8週間(延べ3,000スイング以上)のテストでは、外観・機能ともに目立った劣化は見られなかった。アルミ合金製のため、素振り使用であれば数年単位で使用できるだろう。ただし、グリップのポリウレタンは経年劣化するため、滑りが気になり始めたらグリップテープで補修すればいい。

Q8:カウンタースイングはどこで買えますか?

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの主要ECサイトのほか、スポーツゼビオ、スポーツデポ、ヒマラヤスポーツなどの実店舗でも購入可能だ。実店舗で実際に握ってみてからの購入もおすすめする。ネットで買う場合は、楽天市場のポイント還元を活用するのが最もお得だ。

まとめ

アシックス カウンタースイングは、「音でスイングを教える」という独自のアプローチで、日本の野球トレーニングバット市場に革新をもたらした製品だ。8週間のテストを通じて、スイングスピードの向上とフォームの改善を実感できた。NPBプロ選手から少年野球まで幅広く支持される理由は、そのシンプルかつ効果的なフィードバック機構にある。

スイング軌道に課題を感じている人、一人での練習を充実させたい人、インサイドアウトのスイングを身につけたい人にとって、カウンタースイングは間違いなく買いの一本だ。7,700円の投資は、あなたのバッティングを確実に変えてくれるだろう。バッティングフォーム完全ガイド下半身トレーニングガイドと組み合わせて、総合的な打撃力の向上を目指してほしい。

著者

田中 健太

田中健太は元NPBマイナーリーグ選手で、現在は公認バッティングインストラクター。15年以上の野球経験を活かし、バッティング技術、ピッチング指導、野球用品のレビューを専門としています。高校野球から社会人野球まで幅広い選手の指導実績があります。

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